[銘柄診断]アークスは2Q配当取り最終日で好配当利回り買いが再燃

8月28日(日)16時52分配信 サーチナ

アークス <9948> は26日、16円高の1339円と3日ぶりに反発した。26日が、今2月期第2四半期(2Q)配当19円の配当取り最終日となっており、好配当利回り買いが再燃し、売り方の買い戻しも交錯した。

今年10月にユニバース <3078> と経営統合して東日本最大の食品スーパーに躍り出ることも意識されている。

同社は、北海道、北東北を営業基盤とする食品ス−パーで、地域の同業他社を経営統合、企業の連合体としてグループ運営する「八ヶ岳経営」をビジネスモデルとしており、業績も増収増益を続けるなど好調に推移している。

今年7月開示の今2月期第1四半期(1Q)業績は、純利益が、資産除去損失など5億6900万円を計上して前年同期比29%減と減益転換したが、売り上げ、経常利益は続伸をキープした。このため2Q累計・2月通期業績は期初予想に変更はなく、通期経常利益104億円(前期比3%増)、純利益50億円(同8%減)と予想し、年間配当も38円継続に問題はない。

同社を親会社、ユニバースを子会社とする経営統合は、効力発生日を10月21日に予定しており、この動向次第では、今期業績の上ぶれ期待も高まってくる。

配当利回りは2.8%、PERは11倍台、PBRは0.8倍台と割安であり、売り長で逆日歩のつく信用好取組もサポートし、経営統合発表でつけた年初来高値1408円へのキャッチアップも想定される。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)