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DCM <3050> 、コーナン商 <7516> 、ケーヨー <8168> 、島忠 <8184> 、MrMax <8203> 、エンチョー <8208> 、コメリ <8218> 、Olympic <8289> 、ジュンテンドー <9835> 、アークランド <9842> などのホームセンター株に注目ですね。
<話題>今夏の電力需給は全体で0.4%不足の予想、節電でホームセンター株に注目

14時24分配信 モーニングスター

夏季の電力需給対し不透明感が台頭してきた。23日に政府が開いた「需給検証委員会」で、電力各社が見込む需給見通しが明らかとなった。原子力発電所が稼働せず10年並みの猛暑となった場合、北海道から九州まで9電力全体の予備率は0.4%の不足となる見通し。

 各社別では、北海道電力 <9509 > が3.1%の不足、東北電力 <9506> が2.9%の余剰、東京電力 <9501 > が4.5%の余剰、中部電力 <9502> が5.2%の余剰、関西電力 <9503> が16.3%の不足、北陸電力 <9505> が3.6%の余剰、中国電力 <9504> が4.5%の余剰、四国電力 <9507> が0.3%の余剰、九州電力 <9508> が3.7%の不足を想定している。

 発電量のブレを考慮し最低限必要とされる3%余剰に届いているのは東電、中部電、北陸電、中国電の4社。だが、事故などの不測の事態が発生しても停電を防ぐため、安定供給のメドとされる8%を全社が下回っており、供給不安は高いようだ。

 電力各社は、運転を停止していた火力発電所の再稼働や、ガスタービン発電機の増設などを計画。東電では、今夏の供給力を5771万キロワットまで確保する方針で、需要想定を5520万キロワットとしている。251万キロワットの余剰となる計算だが、節電効果として610万キロワットを見込んでいるため、節電頼みの感が拭えない。関西電では、供給力2535万キロワットに対し節電効果を織り込んだ需要想定が3030万キロワットで、495万キロワットが不足すると見込む。中部電や中国電など周辺の電力5社からの融通を受けたとしても、西日本全体で343万キロワット(3.6%)の不足となる計算だ。現状の予測のままでは、大規模な節電策が必要とされそう。

 原子力発電所の再稼働のメドは、現時点では立っておらず、今夏も「節電の夏」を強いられる可能性が高いとみられる。気温が上昇するにつれ、節電関連の商品を数多く取り扱うホームセンター株が注目を集める場面がありそうだ。ちなみに、昨年夏は窓に貼る断熱シート、緑のカーテン、よしず、クールジェルシーツ、LED電球などが売れ筋商品として話題を集めた。(高橋克己)

<関連銘柄>

 DCM <3050> 、コーナン商 <7516> 、ケーヨー <8168> 、島忠 <8184> 、MrMax <8203> 、エンチョー <8208> 、コメリ <8218> 、Olympic <8289> 、ジュンテンドー <9835> 、アークランド <9842> など

提供:モーニングスター社